[2020年4月14日]
【文学部長 青地伯水教授】
なぜ勉強しなければならないのか?何のために勉強するのか?若い皆さんは、受験のときにも、大学に入ってからも、このように問い続けるのではないですか。
京都府立大学文学部は、文学作品など多様なテクスト、言語、歴史資料、食文化を通じて、人類の文化的営為を考察するところです。したがって、他大学の広告でよく見るような、「社会における即戦力」を育成するところとは、ちょっと違います。しかし、4年後に卒業するとき、社会に通用しないということではありません。すぐに役立つ知識や技術は、まもなく役に立たなくなります。それは、はさみがいずれは切れなくなるようなものです。人間も社会のなかで必ず壁にぶつかります。そのときしかし、はさみのように終わりとはいきません。 本学文学部は、その壁を乗り越えるための学問的方法・知識と深い洞察力とを身につける場です。皆さんの未来に拓ける何十年の人生を生きぬくために、知的生活の糧をここで培いましょう。ディプロマポリシー・カリキュラムポリシー・アドミッションポリシー
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