京都府大・県立広島大・岩手生工研・東京農大の共同研究が学術誌に掲載
[2022年1月7日]
京都府立大学生命環境科学研究科・大迫敬義 准教授、県立広島大学生物資源科学部・福永健二 教授、岩手生物工学研究センター・阿部陽 主席研究員、東京農業大学生物資源ゲノム解析センター・田中啓介 助教、東京農業大学農学部・河瀨眞琴 教授らは、古代より五穀に数えられているアワについて実験集団を構築し、次世代シークエンサー(NGS)を用いた解析を行うことにより詳細な連鎖地図を作成しました。これを用いて形質の多様化や異なる環境条件への適応に関する候補遺伝子を同定しました。さらに、品種間や系統間の解析を行い多様化の遺伝的基礎を明らかにしました。アワという作物が歴史上どのように分布を広げてきたかや人の選抜でどのように多様化してきたかの手掛かりになる研究といえます。 本研究成果は,英国の国際誌「Scientific Reports」(電子版)2022 年1月7日付(日本時間午後7時)に掲載されました。