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農学生命科学科ウェルカムセミナーを開催します(11/15)【農学生命科学科】

[2018年11月12日]

第1回 農学生命科学科 ウェルカムセミナー

生命環境学部 農学生命科学科ではこのたび,「農学生命科学科ウェルカムセミナー」と題して,新任の先生に研究内容をご紹介頂くセミナーを開催する運びとなりました。
第1回として,今年度着任された2名の先生方に,下記の要領でご講演頂きます。お誘い合わせの上,ご来聴下さい

(聴講自由・申込不要)

  • 日 時: 2018年11月15日(木) 15:00〜17:10
  • 会 場 稲盛記念会館1階 104講義室

<プログラム・講演要旨>
15:00 – 15:10
農学生命科学科 新任教員の紹介 中尾史郎(学科副主任)

15:10 – 16:10
「果樹を題材にして植物の巧みな生殖戦略を理解する」
森本 拓也 (果樹園芸学研究室・助教)

植物は種の遺伝的多様性を維持するために様々な生殖機構を発達させています。このうち、自家不和合性は被子植物全体の約60%もの種にみられます。植物にとっては非常に有効な生存戦略ですが、私たちが果実生産を行う上では大きな障壁となっており、安定した結実を確保するためには訪花昆虫の利用や人工受粉が必要となります。本セミナーでは、栽培種の多くが未だに自家不和合性を有するバラ科果樹を対象として、自家不和合性の人為制御に向けた最近の研究成果を紹介致します。

16:10-17:10
「<食品・ホルモン・神経>連関による食欲・代謝調節研究」
岩﨑 有作 (動物機能学研究室・教授)

「求心性迷走神経」は末梢(全身)と脳とを繋ぐ内臓感覚神経の1種であり、末梢のエネルギー情報(栄養素、代謝物、ホルモン)を受容して、神経情報として脳に伝達し、食欲や代謝を調節していると考えられている。しかし、求心性迷走神経の生理・病態的意義、及び機能に関わるメカニズムについて不明な点が多い。演者は、求心性迷走神経を機能を解析する実験手法を樹立し、求心性迷走神経に作用する末梢因子を同定し、求心性迷走神経が食欲と糖・エネルギー代謝調節に重要な役割をしていることを明らかとしてきた。本セミナーでは、これまで行ってきた研究内容と今後の展望について紹介する。

開催案内

お問い合わせ

生命環境科学研究科 植物育種学研究室
Tel:(075)703-5606 大坪

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